これは、なんでしょう。
そうです、これは箱と呼ばれるもので、この中で麹を作るものなのです。
これは、麹屋（今年、杜氏が兼任します）のための新兵器。
昨年は、私が麹担当でした。私は、蓋と呼ばれる容器で麹を作ることを苦手としてまして、
箱で造る事にしたのですが、新しい箱を造ってもらう暇もなかったため、
てっとりばやく手に入った中古の箱で、最後までやりくりしました。
ところが、その箱は通気性があまりにも悪く、私としては不満だらけの構造でありました。
２１Byでは、手作り麹の品質をもっと上げたいと思い、理想の箱を造る事にしたのです。
そうして完成したのがこの箱。アク抜きのため、熱湯で煮られております。
サイズ的には、大箱と呼ばれるもので、白米換算で２０キロくらいの麹をこの中で造る
ことができます。
実は、この箱、県内の蔵を見学させてもらって、
アイディアをいただきながら設計、作成したものです。
福禄寿さん、刈穂さん、どうもありがとう！
この写真だけでは、新設計の麹箱の全貌がわかりませんので、後ほど、アクが抜けて
箱が使えるようになりましたら、改めてご紹介したいと思います。
この箱、かなり大がかりな仕掛けが施されてあって、
この箱の全貌を目の当たりにした製造部員の一人は、
腰を抜かすほど爆笑したほどです。
乞うご期待！