釜のひととき

当社は昼甑(ひるこしき)と言って、お昼に米を蒸し上げます。
理由はといえば、
・出社時間をみんな一緒にする(釜屋だけが朝5時とかに来て
米の張り込みをするのを避ける)
・瓶詰め場でもボイラーを使うので、フルで蒸気を使いたいため、瓶詰めが昼休みの
時に、蒸す
・温度が高い方が、良い蒸米ができる
とかもろもろなんですが、昨年も良かった蒸しが、今年はさらにコントロールが利くように
なって良好です。

これは、蒸し上がりを待っている我々の図です。蒸米をかついで、
麹室なり、酒母室なりに持っていくのですが、
待っている間は、ちょっとした談話の時間で楽しいものです。

麹用の米もなにもかも、パイプ内を空気圧で輸送(エアシューター)することで、
一切米を担がない蔵もありますが、
この「蒸米担ぎ」がないと、かなりつまらないんじゃないかなあなどと思ったりもします。 
もしかして、一番、みんなで酒造りしてます!! という気にさせてくれるシーンかも
しれませんね。


$蔵元駄文-甑