試飲会2連続

おととい、昨日と東京で試飲会をこなしてきました。
おとといは、東京リーガロイヤルホテルの「春の宵」パーティー。
昨日は、dancyu誌の創刊20周年パーティー。

dancyuパーティーの会場には、
もとサッカー選手の中田氏(農業や日本酒に興味あられるようですね)が
ゲストで来られてまして、うちのブースでは、貴醸酒「陽乃鳥」を飲んでいかれました。
(参考出品で私の取り置きぶんのものです。生なので、そーとー甘くなっており、
まんま貴腐ワインみたいになってました)

私はサッカーがとんとわからないのでアレでしたが、
高校の頃、サッカー部でゴールキーパーやってました、うちの鈴木杜氏は
お酌をして、ちょっと恍惚とした感じになっているようでした(?)。
杜氏には、dancyuのパーティーほうだけ応援に来てもらいましたが、
無理にでも出てきてもらって良かったと思います。
こうした機会にお客様の反応を直に聞くということは、
造り手にとって、とても大切なことですので。

次々にお酌をしておりましたが、県内版「卯兵衛 あらばしり」が一番の人気で、
何度も戻ってくる人が多く、嬉しいことでした。個人的にも気に入ってます。
(おっと、明日29日発売ですね)

あとはやまユの「青」。搾ってそろそろ一年と四ヶ月程度の熟成入りますが、
ぐんと味わいがのってます。さらに、まだまだ酒質、伸びます。
搾ったころからしょっちゅう変化をチェックしていますが、
この酒はなんだか不可思議です。
造り手が若返った前の造りの酒で、9本目だか10本目くらいの仕込みです。
はっきり言って、酒造りそのものがなんだかよくわかってなかったけれど、基本には忠実に、
死にものぐるいで造った酒です。麹造りは一睡もできなかったのを覚えてます。
この酒の初デヴューは、2009年2月、秋田駅前の「アルヴェ」にて開かれた
「秋田の日本酒を地産地消で楽しむ会」でした。
11月末に搾られて、火入れして、やや落ち着いたかなというあたりでもっていきましたね。
参考HP1
参考HP2
あの時は、やや薄くて甘みが若干いるような感じで、こう育つとは思いもよりませんでした。
売り切れが近いのがもったいないですね。

さて、会の最中、隙あらば杜氏にブースをまかせて、
勉強がてら、他の蔵のところに酒飲みに行こうと思いましたが、
まったくそんな余裕はなく、会場の写真すらとれませんでした。
これは懇親会の様子です。


蔵元駄文-dancyu
こちらでは、もう勉強にと、ブースで余って出てきた、いろんな酒を飲みまくりました。
杜氏は「奈良萬」がお気に入りだったよう。
私は「七本槍」の雄町使用の純米大吟醸が、すっきりしていて、かつ滋味深く、好みでした。
同い年の蔵本さんとも、面識も持ててありがたいことでした。

ここ数日は、本当にお客様から、同業者のみなさま方から、
アドバイスや激励をいただいまして、光栄の限りです。
私も杜氏も、感激の一日でありました。


そして今日は、ひさしぶりにしっかり晩酌。

蔵元駄文-東一

つい飲み過ぎてしまっています—-。