ロンドン日記

イギリスの報告、なのですが、
実は、まとまった自由時間がなくって観光などはまったくできず、目的地まで歩いて行く際に、
i-phoneで撮った適当なスナップしかありません—-。
あらかじめ、すみません。

さて、イギリスは、なんだかなごむ街で、過ごしやすそうでした。
理由は、まず現地の人の身長が低いというか、日本人と体格が同じくらいだということ。
アジア人もけっこういるし、圧迫感がありません。建物も、乗り物もたいへんコンパクトです。

ただ、喫煙者が多い。女性の歩きタバコとか、けっこうざら。
こういうのはがっかりしましたね。

街歩きをしていると、色々と発見があります。
さすがイギリスで、こういう古い店がけっこうあります。これは本屋。
1853年創業ということは、当蔵より1歳若い。

蔵元駄文-est1853

音楽好きにはたまらないロイヤルアルバートホールです。これは、裏側付近。なんかライブをやるらしく
資材を積んだ車とか、中継車とかいっぱい停まってました。
i-phoneに、ボブ・ディランの「1966ライブ」を入れてくれば良かったと後悔することしきり。
(ちなみに実際、街を歩くのに聞いていた音楽は、RADIOHEADの「IN RAINBOWS」でしたが、
ロンドンはえんえんと曇り空で、まずまずマッチしてました)

$蔵元駄文-アルバートホール


御大フレディ様。万歳。

蔵元駄文-フレディ


人だかりで何事かと思いきや、単に普通に飲んでいるだけ。
夕方を前にして、すでにどこのパブも人だかり。
路上に群がり、道ばたで立ってみんなビールをがぶ飲みして談笑している。

どうも、英国では外で立って飲みたがる習性があるらしく、
喫茶とかでも外の席が満席、中では人がいないという例も。

また、パブでも喫茶でもない普通のレストランで、外に席がないのに、
ジョッキ片手に女性が二人飲んでいるとかいう変な状況も見ました。

蔵元駄文-パブ

ちなみに、イギリスは住宅環境が悪いので、どうしてもパブが社交の場になってしまう
ということです。
ヨーロッパ本土に行くと、今度は、家飲み派が多くなり、知り合いを家に招いて
酒を飲む、という文化になるそうです。


日本食は本当に多く、食料雑貨屋、スーパーなどには、巻寿司だけでなくにぎり寿司も
普通に置いてます。寿司が食いたくなったら、ロンドン中心なら、どこでも10分以内に
ゲットできる、といっても言い過ぎではないと思います。

確かに、日本酒にもチャンスがあるかも、と思わせられました。
↓ これは、照り焼きチキンのご飯サンド。無性に食感が重い—–。

蔵元駄文-照り焼きサンド



観光は時間がなくてできず、唯一、一時間、空き時間を見つけて行った、
「大英博物館」。ロゼッタストーンなど、エジプト関係の遺物が大量に保管されてます。
これは、メソポタミアの遺跡のところにあった鳥面の神様のレリーフ。
インドネシアのガルーダにも似ていますね。

(あ、当蔵ではこういう感じのシンボルを冠した「秘醸酒」がウェイティング状態です。
詳細は、まだ内緒—-)


蔵元駄文-ガルーダ


ボンドストリート駅周辺。
ボンドストリートは、高級ブランド街。日本の表参道とそっくり。
つまり、完全にイタリアとフランスにジャックされたような感じですね。

このボンドストリートを抜けると、駅前に出ますが、ここは
まあ原宿のような感じです。高級衣類のセレクトショップがちらほら。
そして、(主に)中国産の製品を大量に安価に売りまくる全世界規模の大企業の多国籍軍のお目見え。
いわゆる世界中どこでもみかける例の都市の姿です。
GAP、H&M、ZARA、TOPSHOP、HMV、APPLE、ユニクロ、BODYSHOP、
スターバックス(スタバはあまりに多くてイライラするくらい。日本で
コンビニを見かけるのと同じくらいの頻度で遭遇します)、などなどもろもろ。

風情もなにもなく、別にここがクアラルンプールでもドバイでも上海でもまったく
どうでもいい感じです。

蔵元駄文-ボンドストリート

街を歩いていて見かける日本企業では、「ユニクロ」「無印」が数軒ありました。
荷物が重いのがいやなので、あまり服を持っていかなかったので、途中で買わねば
ならなくなりました。が、「ユニクロ」ではつまらんと思い、別の店でシャツを買おうと
思ってあたりを見回し、なんだか個性的な店を発見。

ヴィンテージ風の衣類を扱っている店で、しかもデザインと凝り具合の割にけっこう安い、
ナイスな衣料店を見つけました。
ALL SAINTS というブランドで、ロンドンでは、けっこうぽつぽつ見るお店です。

激しく加工が施されたワークシャツやニットなどが定番みたい。
労働者階級的というか、「ダメージ加工とかユーズド処理とかに力を入れまくっているユニクロ」とでもいうか、面白いアプローチ。
こぎれいにまとめない点が、同業のリーズナブルな大規模衣料店の中にあって、
ひときわ異彩を放ってました。

店内のそこらじゅうに、i-padがディスプレイされてあって、HPが閲覧できるようになってました。
それを見ると、このALL SAINTSは、ロンドン発の地元企業。
そして、かなり人気があるらしく、ヨーロッパ、ロシア、アメリカを中心に事業展開している模様。

店員に「日本には支店ないの?」と聞いたら、答えは「SOON(間もなく)」。
ちなみにHPでも販売していて、日本からでも買えるよ、とのこと。
ただし送料は、20ユーロ(3000円)くらいかかるということ。
けっこう買うと送料ただになるらしいですが。

アクセサリーや子供服も置いているし、
ロンドンみやげにいいなあと、私はここで土産ものも買いました。

蔵元駄文-ALL SAINTS

で、肝心のジャパン祭り。すさまじい人出でした。酒、菓子、寿司、服など日本(的)商品
ものを売る店が、ところせましとブースを並べ、特設ステージでは、柔道とか剣道の実演、
ロックバンド、演歌とかの歌手もいたり、ダンサーがいたり、日本(的)なイベントが
行われていました。ただし、忙しく、うっかりして、会場の写真撮れず。
写真は、かろうじて、我が秋田県事業のブースの様子のみです。

入場者数、6~7万人(?)ほど入ったらしく、どこのブースもとてつもない人だかりに
なってました。昨年は、会場が狭く大混乱になったようですが、今年は
敷地も二倍に増えたので、これでも楽勝になったということですが、それでもすごい人でした。
英国のみなさんに、SAKEの素晴らしさを存分に伝えることができた(?)一日でした。

蔵元駄文-ジャパンマツリ


ということでした。


蔵元駄文-LOOK!