山形からの来客

蔵元駄文-おまち

今日は、なんと。
山形県から、かの偉大なる銘酒「山形正宗」醸造元である水戸部酒造の社長、新婚ほやほやの水戸部朝信さんが、当蔵の蔵見学に来られました。
(dancyu 2009年の特集号↓  というか、本日写真撮り忘れてしまいました—–残念!)

蔵元駄文-みとべさん

& 山形市にて純米酒専門店「六根浄」を経営されており、冬季間は、山形正宗にて、釜屋をやられております
(私の酒造技術メール友達である)熊谷さんもいらっしゃいました。

そこへ、私用でやってきた「一白水成」の渡邉康衛くんと、
近所の「ゆきの美人」の小林さんが合流して、
当蔵の見学、その後は、「ゆきの美人」見学と相成りました。

うちはともかく、「ゆき美」の設備、造りは秋田指折りの素晴らしさなので、
「山形正宗」さんには、秋田に来られて何か、ためになることがあったらいいなあと思います。

さて、今度は、水戸部酒造さんに、
ぜひ行かせてもらいますので、よろしくお願いします!





蔵元駄文-かいせつ1

さて、当蔵で即席で造った、酒母流し込み装置「すっぽんさん」(前々回参照)が、
元ネタの「田酒」のそれと比べて、あまりに、革命度が高い件について、
うちの鈴木杜氏がいろいろと、説明をしてくれました。

「ある程度の高さがないとうちの酒母は詰まってしまうし、
 小型のサーマルは、作業上、てっぺんの高さを、他のサーマルと揃えるため、
 相当持ち上げなくてはならない。
 そこで、高い沓石をかませるぶんだけ、どうしても呑みは、高い位置になってしまう。
 『すっぽんさん』は、それに合わせてあの高さに——なんとかかんとか——
 そもそもサーマルタンクは、足が高いし、うちは掃除がしやすいようさらに上げてもらってて—–
あと、基本、サーマルは内部が傾斜しているから—–」

蔵元駄文-かいせつ2

「すぐ酒母で満タンになるので、たとえば酒母歩合が4%でもいっぱいいっぱいなのに、
今年は9%も10%入れろっていうのは、ちょっと無理で、うんぬんかんぬん——-」

とにかく、「まあ、今のところは使えてます」ということで、
良かった、良かった?

ではでは、また。