自粛? 倹約? 枝野長官風に言えば

ご存知の通り、昨晩、最大級の余震がございまして、当蔵、今日の昼過ぎまで停電。
昨晩夜間から麹室の温度がキープできなくなり、断熱の弱い酒母麹室は
17度まで温度が低下。麹が結露でぐしゃぐしゃで、使い物にならなくなったり
など、少なからず痛い目に合いました。

でも、まあたいしたことなかったです。心配していただきました皆様、
本当にありがとうございます。

さて、こんな時には憂さ晴らしで、飲みに行きましょう!
「南部美人」の久慈さんが「花見しよう」運動をしておりまして、
少なからぬ反響を呼んでいるようですが、わたしもまったく同感です。

枝野官房長官風に言えば、
「これは、まさに、石原都知事自身が、当然、新宿御苑にて
泥酔して腹踊りをしていただく、まさにそういった取り組みを当然、現時点でなさらないと、
首都圏の景気は回復しない、まさに、こうした事態にしっかりと対応をした上で、
まさに、きちっと検討しなければならないと思っている」
という感じでしょうか。

NEXT5″Passion 2011″は、4/17(日)。秋田の開花日は、四月中旬~下旬ということ。
できれば、試飲会の後、そのままお花見に繰り出して欲しいのですが、
ちょっと早いかな? できれば咲いていて欲しいのですが—-。

ただし、最近「自粛ムード」あるいは、「アンチ自粛ムード」のような
わかりやすい二項対立が取りざたされていますが—-。
どうなんでしょうね、あれも。

確かに一ヶ月くらいは、礼儀として、派手な活動を抑えるのは、悪い事ではない。
確かに、美しい事だと思います。

ただ、最近肌で感じるのは、もはや人の意識は、「自粛」でなくて
「萎縮」に変化しているのじゃないのかなあということです。

まだ原発問題も継続しているこの状況下で、
皆「先行き不安の倹約意識」から、企業も家庭も出費を控えているという、自然な成り行き
になっているようにしか、今は、見えなくもないです。

つまり、これは震災前から長らくそうだったわけで、別に今にはじまったわけでない。
単に今までの傾向が、強力に加速しただけなようも気もします。

経済は短期的に回復することは難しそうです。となると、失業率もアップするし、
購買力は減少するので、本質的には「萎縮」傾向は、継続し、さらに悪化するでしょう。

そういう現実を直視し、「自粛」そして「萎縮」を乗り越えるべく、
“Passion 2011″は、より魅力的な楽しい時間を提供できるよう、最高の日本酒を揃え、
日本経済の悪化もなんのその、むしろ各家庭のエンゲル係数が倍加するくらい、
楽しい会にしようと思います(?)!