Byはもろみの仕込み日で決定されるということでした

以前のブログで、「BY(醸造年度)」について書いた事がありました。

おさらいです。
Byというのは、Brewery Year(ブルワリー イヤー)の略。
現状、ほとんどのお蔵さんで終了している直近の造りは、平成22年(2010)に
スタートし、その年のお米で造られていますから、22Byとなります。

このように、Byとは、基本的にそのお米が取れた年を(元号で)あらわしたものです。
具体的な期間で表現すると、ある年の7/1から、翌年6/30までの一年間ということに
なります。

切り替えの時期が6/30というのはなぜか?
基本的に、夏には酒造りはありませんので、その頃に切り替えるとわかりやすいという
ことなのだと思います。
(昔、江戸時代中期くらいまでは、味噌醤油と同じく、年がら年中造ってたようですが)


しかし、現在は、四季醸造など、夏でも関係なく酒造りはできるようになりました。
(そもそも日本酒よりも、ずっと冷却された空間/設備が必要な醸造酒であるビールは、
日本全国津々浦々、大手は無論、地ビール工場だって、基本的に季節に関係なく造られています)

日本酒だって、鮮度を求めて、設備投資ができれば、年中造られるようになります。
ということで、最近は、大手以外でも、手作り工房志向が強いお蔵様によって、
6/30をまたいで、お酒を造られる例が散見されるようになりました。

ここで疑問が。
たとえば、2011年の6/3に仕込まれて、7/3に搾られたお酒は、
6/30の醸造年度の切り替え日をまたいでいる。
この酒を、醸造年度あらわすと、22Byなの? 23Byなの? という疑問があります。

以前、私は、その酒を「搾った日」で決定される、と、以前の記事で書きました。
ところが、これ、華麗なる間違いでした! 
その酒の醸造年度は、「仕込んだ日」で決定されるですって。驚き!

(実は、この業界で有名な、日本酒イベントの某女性コーディネーターさんが、
ずばっと指摘してくれました。すみません—-勉強不足で。というか、なんで
あんた知ってる?)


ということは、
2010(平成22年度)のお米で、2011(平成23年度)の6/3に仕込まれた、
我らNEXT5の共同醸造酒”Passion 2011″は、22Byのお酒でございます。

(「ゆきの美人」小林さんによりますと、22Byラストのお酒が、このPassion 2011
ということで、次に造るのは秋頃となるということ。23BY酒は、他の酒屋さんと同様
もっと先の登場になるようですね)

わけわかりません。まあ、どうでもいいですね。
大事なことは、その”Passion 2011″、ほぼ売り切れに近いようです。
お近くの「ゆきの美人」取り扱い店にて、お早めに、ご予約ください。
「白瀑」「春霞」「一白水成」「新政」取扱店ではダメですよ! 注意!!

ではでは。






















そこで、私は、BY
もろみの仕込み日です、