蔵元DJイベント”Sound Of Sake”の興奮も覚めやらぬ間—-




新酒が続々と登場し始める師走の中頃—-

中高級酒の仕込みの連続で疲労困憊、緊張感でぴりぴりする肌寒い日中に、

突然！
「あ～～。どうも～～。で、予定より２～３日早いんだけど、Emotion2011、明日搾るから来てね～～～」という能天気な電話が！



＠福禄寿酒造 2011.12.14—-
行って参りました。五城目にNEXT5全員集合！



なんと、予想以上に旨い！　衝撃だ！！




ほかの酒とも、いろいろと飲みくらべ。
「いっぱくより旨くね？」（by 小林忠彦氏「ゆきの美人」）
「うーん。いっぱくに勝るとも劣らない、かな」（by　渡邉康衛「一白水成」）



私は「一白水成」らしさも十分にありつつ、白神の水のまろやかさが際立っており、
かつ、秘密の酵母「Ｘ」と秘密の麹菌「Ｘ」がうまく整合して、実に緻密な、まさに「新世代日本酒」
の手本のような酒になったと思います。

水もさすがに軽快な酒質に向いたものでしたが、
麹造りでの小林さんの機転が素晴らしく、原料処理も最適。
私の酒母の育成状況も問題なかったようですし、ぶっつけ本番で使用した酵母も良かった。

そして、さすが「一白水成」です。いいもろみ操作でまとめてきましたですね～～。
さすが２０１０年度東北清酒鑑評会　総代のお蔵さんです！
お疲れさまでした、康衛君。けっこう緊張したと思いますが、ゆっくり休んでください。

さて、まとめとして、今回のEmotion2011—–
実験的要素もかつてないほど多く、技術交流も腹一杯になるほどやりましたので、
まさに共同醸造酒としての目的も十二分に果たしております。
味も申し分なく、素晴らしい。

ぜひ、お買い求めください。損はしないと思います！
ではでは、またご報告いたします。