SAKECOM&仙台サミット

なんと前回更新から早くも10日以上経ってしまいましたが、
その間には様々なことがありました。以下、ご報告です!

まずは、当ブログでも告知いたしました、SAKE COMPETETION 2012。
私も有志審査員として参加いたしました。
結果は、純米の部にて3位をいただきました、ありがとうございます。

各部門の出品数は、
【純米酒の部】265点 【純米吟醸の部】260点 【純米大吟醸の部】190点
【生酛・山廃の部】63点  計778点
とのこと。

結果ですが、同着10位(生モトは5位)までをざらっと。

純米の部
1 飛露喜 特別純米 生詰
2 作(ざく) 玄乃智(げんのとも)
3 新政 特別純米 六號
4 寫樂 純米酒
4 明鏡止水 雄町 純米酒
4 阿部勘 特別純米酒
4 嘉美心 旨口 ひやおろし 純米
4 文佳人 純米酒
9 作(ざく) 穂乃智(ほのとも)
9 戦勝政宗 特別純米


純米吟醸の部は
1 磯自慢 純米吟醸
2 飛露喜 純米吟醸
2 磯自慢 純米吟醸 多田信男
2 旭興 純米吟醸
5 作(ざく) 雅乃智(みやびのとも) 中取り
6 名倉山 善き哉 純米吟醸
7 勝山 献
8 十四代 純米吟醸 龍の落とし子
8 飛露喜 特撰 純米吟醸
8 なにわ 純米吟醸 原酒


純米大吟醸
1 十四代 龍月
2 雨後の月 純米大吟醸 愛山
3 鳳凰美田 別誂至高
4 十四代 大吟醸 純米醸造
5 雨後の月 純米大吟醸
6 七賢 純米大吟醸 大中屋
6 出羽桜 純米大吟醸 一路
8 大典白菊 純米大吟醸 雄町
9 獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分
10 陸奥八仙 純米大吟醸 華想い40


生モト/山廃部門
1 東洋美人 山廃純米
2 山形正宗 純米 生もと造り
3 早瀬浦 山廃純米酒
4 一乃谷 山廃仕込 特別純米酒
5 松の司 生酛 純米酒


当蔵は、純米の部に「六號」、純米大吟醸の部に「佐藤卯兵衛 名門酒会(県外版)」の2本を
送りました。この会は、はせがわ酒店さんと、卸会社「岡永」(「日本名門酒会」)さんの
共同開催なんですが、
私のところの蔵は、後者の「日本名門酒会」さんの加盟蔵ですので、
ぜひとも、名門酒会銘柄でいい成績を穫りたいと、出品したというわけなんですね!

ちなみに純吟の部に、「純米吟醸 六號」というアイテムを出そうかなと思いましたが、
これは、いずれ終売になることになったので、出しませんでした。
このコンテストは「販売可能な酒」という限定がありますので。
(「純吟 六號」は、さらに仕込みサイズ、生産量を搾って造り込む「NO.6」という
名称の、もっと趣味性の強い酒にチェンジする予定です)

うちの純米大吟醸と言えば、「佐藤卯兵衛」です。これはもともと、「名門酒会」の企画で
はじまったもんですから、名門酒会の新政の純米大吟醸と言えば、これが筆頭なんですね。
でも、現在発売中の「なまざけ」は、とっくに蔵内完売してしまってます。
これ以上、販売する事もできなかったので、これ——すみませんが、
発売前の「ひやおろし」を出品させていただきました。火入れでないと、コンテストでは
話にならないですし。

ちなみにこの「卯兵衛 県外 ひやおろし」は、当日、パーティーのための
協賛酒としても持って行きました。
で、利き酒したらけっこう、硬いのよね。
6号酵母なんで、香りも控えめなので、純米大吟醸の部では特に不利なのかな。
でも現状、健闘しましたと言えるでしょう。結果は、10位以内に入らず、15位。

(ちなみに、「純米大吟醸の部」、15位までのラインナップは以下。
11 上喜元 純米大吟醸 出羽燦々
12 川亀 特別限定 純米大吟醸
13 六十餘洲 純米大吟醸
14 磯自慢 純米大吟醸
15 蒼天伝 純米大吟醸
15 一白水成 純米大吟醸
15 太平山 純米大吟醸 天巧
15 山和 純米大吟醸
15 新政 佐藤卯兵衛 純米大吟醸 )

酒こまち主体の県外(名門酒会)版、美郷錦主体の県内限定版、
ともに「佐藤卯兵衛 ひやおろし」は、
もっと寝かせて9月下旬くらい、秋に発売されますのでよろしくお願いします。




そして、その後は、「仙台サミット」と呼ばれる、同業者の勉強会に行って参りました。
場所はもちろん宮城・仙台。

こちらも、市販酒の飲みくらべで点数をつける、市販酒のコンテストです。しかし
勉強会の意味合いが強い会です。
仙台サミットの特徴は、東北の醸造試験場の先生に採点してもらい、
厳しいお言葉をいただくというところです。
一般のお客様に、順位を開示することもしません。

(なので、いちおう差し控えさせていただきます—-が、
秋田からは、一白水成が人気投票の最上位に食い込んでおりました。
先生のコメントも上々、素晴らしい評価でございました。
毎年、一白水成は成績上位ということで、大変頼もしい事です!)

私は、県内で発売している純米吟醸酒を持ってゆきましたが、人気投票では少なくても
発表された10位に入らず。何位かわかりません。
先生には、香りのクセと酸の高さを指摘されてしまいました—-。

酸が高いのは意図的なのでいいんですが、香りクセは自分では気づきませんでした。
というか、銘柄を隠しての利き酒なんですが、
自分のところの酒がわかりませんでした。(はせがわ酒店の会でもそうなんですが—-)

まったくとんちんかんな蔵の名前を書いて、「あそこに違いない!」というコメントを
つけてまして、後で笑いました。
でも、評点は最良の「1」を自分でつけてたので、自分の好みの酒は
造っているのがわかり、これは安心しました。
なんだか、他の蔵の方とか、酒販店の方のほうが、うちの酒質を容易に判別してるみたい
でした。何故??

ちなみに先生に指摘されたオフフレーバーは、
4VG(4・ビニル・グアイアコール)というものです。
この「グアイアコール」とは、いわゆる「フェノール」という成分です。

ちなみに「ポリフェノール」という言葉は、有名ですよね。
あれももちろん「フェノール」の一種なんです。
ワインのタンニンとか、そばのルチンとか、みんなこの「フェノール」です。
抗菌性や殺菌性、抗酸化性がある物質ですが、味は渋くて、香りはスパイシーだったり
ちょっとケミカルな感じもするんです。

私は、燻製ぽいのとか樽の香りみたいのとか、あまり嫌いでないのか、
ぜんぜんわからなかったです。
というか私は、そもそも、他の蔵の酒に4VG指摘していて、
自分のところはスルーというアホな利き酒をしていました。

まったく修行が足りんと思った次第です—-。

ま、4VGの原因はわかってるので、今は、改善のために製造工程を見直し中です。
来季はさらに精度の高い酒ができるよう、夏場はピントのあった蔵の修繕を
しなくてはと思いました。

ではでは。