鑑評会出品チーム、先鋒の「スキンヘッズ」が、
麹造りを開始しました!
チームリーダーは古関弘<こせき ひろむ>くん。
写真の奥に立ってる眼鏡の海坊主です。ご存知、大仙市の「福乃友」で
2年間、製造責任者(つまり杜氏)をやってました。その前は、
富山の世界遺産五箇山にある、「三笑楽」という蔵で、能登杜氏軍団に
よってたかって七年もしごかれ続けた、筋金入りの酒マニア。
現在は、原料処理と釜の担当で、当蔵の土台を支えてくれています。
手前のスキンヘッドは、津田正隆<つだ まさたか>くんで、ど○ろく造りが高じて酒造りに目覚めた(らしい? たしか。)という、こちらも犯罪的な酒マニアです。
(どぶ○く造りは法律で禁止されていますので、決してしないようにしましょう! あるいは
どぶろ○特区に引っ越しましょう!)
故郷・山口の蔵をいくつか回って酒造りをしていましたが、当蔵に来る前は、
いったん酒造りを休んで他の仕事をやってました。
そこを「獺祭」時代に一緒に働いていた(現在当蔵で酒母担当の)津川に誘われて秋田に移住。
改めて、イチから日本酒造りを学び直すため、現在は地道に精米から取り組んでいます。最近は、高度な精米技術を習得しつつあり、いよいよ有望な人材です。
↓
このチーム「スキンヘッズ」は、
精米と原料処理という、酒造りの土台中の土台がタッグを組んだチームなので、
個人的には、なかなか有望ではと思ってますが、当人達は、先陣ということもあり、
やや緊張気味のよう。
ちなみに、今回の出品酒条件は、
・酵母は、六号系(「きょうかい6号」の泡あり株/泡なし株、6号酵母の昭和五年当時の凍結保存原株、「六號改」という香気成分増強株、「廣島六號」という香気成分増強株、秋田県立大学醸造学講座にて選抜・採取された「新六号」)であること。
・あと、純米大吟醸であること
です。
このチームには、麹に、山田錦35%、掛米に酒こまち40%が与えられてます。
秋田の誇る酒米である、この「あきた酒こまち」という米は、
溶けやすく、キレイな酒になりがちです。
あと(個人的な見解では、ですが)さほど貯蔵で風味が向上することがないようで、
むしろ、搾り立てでおいしいお酒を造るのに適しているように思います。
さて、このチームはどういう戦略でいくんでしょうか?
今後の展開は後日、またご報告します。