昨日は、「コミュニティビジネス商談会」という、地域の問題を解消するため、
異業種でディスカッションをしてアイディアを出すというセミナーに参加し、
日本酒業界の問題点や課題を提起してきました。
現状、日本酒業界が抱えている問題はさまざまありますが、
今回は、他業種とビジネス関係を構築しやすい課題として、
「酒粕」をテーマに、参加者のみなさまに広くアイディアを募った次第です。
「酒粕」、売れないんですよね—-。
酒粕はさまざまな栄養素を含んだ素晴らしいもので、コクや旨味が豊かなものですから、
漬け物以外にも、調味料とかにもいいですし、
アルブチンや麹酸などの美白成分、保湿成分に富んでいるので、化粧品とかにも使えます。
なのに、現状、財政が逼迫している酒蔵では、新たな販路開拓も難しいし、
さらなる加工などすることもできない状態です。
潜在的な需要を開拓できず、供給過多の既存のルートのみに頼り、
とんでもなく安く、酒粕を売りさばいている現状なのです。
ということで、どうしたらいいかアイディアを募って、討論しました。
・一般の人に売れるようデザイン性を良くする、
・その効能をPRする、
・エステに売る、
などなど、さまざまな業種の方から、いろいろとアイディアをいただきました。
こうした討論会は、また開かれるようで、
粕に困っている他の多くの蔵の問題解決の一助になればいいのですが—–。
他にもまだまだ課題はあるので、
また、参加して問題提起してまいります!