山形—–最高。
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山形はすごい。
山形は、行列のできるラスクを造ったり、
めちゃくちゃ高いさくらんぼを造ったり、
日本酒で言えば、10年ちょっとで全国有数の吟醸酒の県となったり、
とてもすごい。
このPVも、すごすぎる。すごすぎて、笑いすぎて、
せっかく風呂に入ったのに、汗だくになってしまいました。
秋田は、最高のフグもズワイガニも取り放題なのに、
市場に出ると下関のふぐになっていたり、
越前ガニになっていたり、低価格で買いたたかれる悲惨な
原料供給県になっている—–。
なんということだ、なんで男鹿フグとか、金浦ガニとか、自前のブランドを造って、
売ることができなかったのだろうか?
みんな冬に必死にハタハタを取って、段ボール箱いっぱいにして投げ売りしているけれども、
むしろ価値の高いカニを穫って、そのままでは玉石混淆だから、
中でもきちんとしたものを、きちんとした販路を開拓して、
必要な客に、高いクオリティを維持して届けたりするのに力を使うべきではないだろうか。
たまたま取れたカニを、なんでもかんでも手っ取り早く、他県や、地元のスーパーに、
言われるがままに安値で流してしまってはお話しにならない。
まあ、カニは一例でしかなくて、他にも秋田にはすごいものが、いっぱいあるのに、
そのほとんどが、信じられないような売り方をされている。
酒もしかり。
確かに秋田は、今、全体的なレベルとして、どんどんお酒が良くなっているけれど、
たぶん、それだけでは、無意味ということも、
そろそろ考えなくてはならないのでは—–?
なんてことを、上記の衝撃的なイカしたPVを見つつ、
しかも、今日も、山形の酒を飲みながら考えました。
お酒は、ご存知、裏・雅山流の「粋華」。
この蔵は、あんまり「山形」的でないというか、香り高くて甘口の酒を造りますね。
山田錦65%だけど、味わいは純吟クラス。
しかも値段は、なんと、税込み2200円。この味でこの値段は、抜群もいいところ。
まさに「やきもち焼くほどうまい酒~♪」です。
でも、蔵も店も一生懸命。聞けば納得の相応の理由があるんですね。
秋田の酒はこれから始まったばかり。
いい酒を造るのは、そもそも大前提。それから先が勝負なんでしょう。