次の共同醸造酒についての発表

ついに決定!
次回の共同醸造酒の担当です!

ホスト蔵(もろみ担当)   「ゆきの美人」小林忠彦 氏
水提供           「一白水成」渡邉康衛 氏
原料処理          「白瀑」山本友文 氏
麹             「春霞」栗林直章 氏
酒母            「新政」の私 


ぱっと見て特徴的なのは、
・県内でも最も硬い部類(硬度5以上)に属する、「一白水成」の硬水。
・そして、なんと! 原料米には、美郷町で栽培された「美郷錦」。
(ちなみに、精米は私のところで行います。割れにくい米なので、
この際、がっちり ”扁平精米” をかけようかな~)

これらの原料のセレクトについて、何が面白いのかというと?

通常「ゆきの美人」では、岩見山内から汲んでくる、かなりの軟水(硬度1程度)
を使用されておられます。「いっぱく」の水とは、正反対なわけです。

また、(山田錦×美山錦という交配から生まれたため)秋田でも最も高価な酒米である
「美郷錦」ですが、このたび「ゆきの美人」では、はじめて使用することになるお米なのです。

そして、栗林さんの造る麹!
私の造る酒母!(あまり奇抜な手法で造ると怒られるので、通常の速醸でやります)

ありとあらゆるものが新規性に富み過ぎ!
いったい、どうなることやら?

とはいえ、心配はご無用。
前回の” Beginning 2010″は、ちょっと大変な感じでしたが、今回のホスト蔵「ゆきの美人」は、
技能、安定性ともNEXT5随一。
秋田県酒造組合技術委員長である、小林忠彦氏のセンスと腕前にかかれば、
どんな素材がやってきたって、旨いものができるのは間違いがないわけです!!

しかし、いつもの「ゆきの美人」とは一線を画すものになることも確か。
いや~、今から、大変楽しみです!!



ちなみに、完成と発売は、7月上旬頃の予定。
(ということは、ゴールデンウィーク明け頃から、
まずは、酒母の麹を造らないとなりませんねえ)


そして気になる名称!
これは、スプリング/サマーコレクションのタイトルと同一になりますが、
本日夜に投票により決定されます。
明日の発表をご期待ください!

そう、この「共同醸造酒」ならびに、
「スプリング/サマーコレクション」の売り上げや入場費などから、
このたびの震災の義援金を提供させていただく所存です!!
近い秋田だからこそ、一刻も早く元気を取り戻し、
ムードを明るくしていきたいものです。

ではまた。