昨年は麹屋をやらさせていただきましたが、
今年は杜氏にバトンタッチ。
↓の写真は、酒母に使う麹になる蒸米を、
むしろの上に広げて、蒸気を抜いているところ。
いわゆる「荒息を抜く」という作業です。
このあと、予定品温まで下がった蒸米を、急いで麹室内部に
引き込みます。
造りが始まってちょっとしか経ってませんが、
昨年とはいろいろと条件が違うので、理想通りにいまいちいかず、
杜氏も、かなり参っているみたいです。
私も昨年は悪夢のような思いを何度もしましたが—–
試行錯誤しながら、ヘルニアに気をつけながら、
鈴木隆杜氏には、自分なりのやり方で、
麹造りの本質や核心を見抜いてほしいと思います。
そして私は、今年は今のところ、特に麹のサポートとして、
人手が足りないときにぽつぽつ入っているだけですが、
本当の役割は、新製法というか新製品開発なんです。
↑ は、秘密の麹部屋で、好き勝手なものを造れる、社内でも隔離されたスペースです。
ここが、今年の私の住処(すみか)になります。
(実は、秘密の仕込み部屋もあります)
掃除も終わり、この写真撮影のあと、機材を運びこみました。
ここでいろいろとアイディアを実現させ、うまくいけば、普通の仕込みに
生かしてゆきます。昨年よりもっと自由に、試作ができそうです!
さて、うまく行くでしょうか、私もたいへん楽しみです。