「商品管理に役立つ利き酒講座」を開催しました

先日の日曜日、第二回「商品管理に役立つ利き酒講座」を開催しました。
酒販店、飲食店経営者さまが対象です。

製造側の知識をお伝えすることで、
自分のお店で酒をいかに管理するか、
仕入れるときにお酒をいかに見分けたら良いのかなど、
少しでもお役に立てればと思って始めた企画でした。

このたびの第二回目は、
(香気成分に関するマニアックな説明に終止してしまった第一回目とは違って)
酒造りの工程を説明しながらの、実践的な利き酒講座となりました。

紙臭、ゴム臭といった濾過工程でついてしまうオフフレーバー、
酵母臭、漬物臭、粕様臭、木香様臭、つわり香などの、
もろみ管理のミスから起こるオフフレーバー、
カプロン酸エチル、酢酸イソアミルといった吟醸香まで、
じっくりと堪能していただきました。

けっこう難しい設問と言える
最後のマッチングテストでは、2名の全問正解者が出ました!
講義で得た知識が役立ったのでしょうか?
ともあれ、すばらしいことでした。

その後は懇親会で、皆さんと旨い酒を飲み交わしながら
酒談義。すばらしい一日となりました。
写真を撮り忘れてしまい、残念です。

この利き酒講座は、2ヶ月に一度、開催します。
酒販店、飲食店経営者さまが対象です。
ただし、利き酒の腕前を上げたい方
(ある程度は、お酒のことを理解していて、県内外問わず、
いろいろなお酒の飲み比べをしていらっしゃる方)でしたら、
業界関係者以外でも参加可能です。
御問いあわせは、info@aramasa.jp にて承りますので
よろしく御願いします。


ps.近況報告ですが、吟醸などが徐々に入ってきまして、
徐々に、活気あふれる修羅場(って何だ?)と化してきました!!
固定化された部署割りをなくして、みんなで相談しながら酒造りをするため、
今期のスタートから担当をまた入れ替えて、
鈴木隆杜氏は、精米を。私はもろみを—–という感じに、
先日、一時的な配置変えを行いました
もろみは、大変ですね。マメで気がきくタイプの人が向いている部署です。
私は、短期決戦型の仕事が得意なので、麹のほうが性にあってますね。
なんて言ってられないのですが。

さて、今年もまた、未知の取り組みをいろいろと取り入れていますので、
まだまだ未完成なところがありますが、
我々一同も、かなりその出来に期待しながら酒造りをしています。

今年度、21BYの初出荷となる「しぼり立て生酒」が本日
12月1日、発売になりました。お近くの酒販店さまでお買い求めください!