見学などなど

まったく更新できていませんでしたが、
出張がダブルで続いておりまして、滞ってました。すみません!

(実は、今もまだ出張中で、本日は、神奈川にいます。
仕事が終わって、「天寶一」の特別純米を買いまして、
それをちびちびやりながら、ホテルで書きものをしているといったわけです)

さて、先週の目玉は、秋田県酒造組合の「醸友会」という組織が毎年
行う、「管外視察」という見学ツアー。
ちなみに、蔵元や杜氏、技術者が対象なのですが、今年はNEXT5全員そろって参加
いたしました。

今年は、個人的に、すっきり爽やかな酒質で大好きな蔵が多い、
「宮城県」へ足を伸ばしました。

訪ねました蔵は、
・白瀑の山本さんのお友達の「日高見」、
・ゆきの美人の小林さんのお友達の「墨廼江」!
素晴らしい。
どちらも宮城の誇る、スーパーブランドですね。

こちら、ダンディな「日高見」蔵元、平井さま!

蔵元駄文-ひだかみ 平井

「墨廼江」を切り盛りする、たいへん情熱的な蔵元さま、澤口さん

蔵元駄文-すみのえ 澤口

双方とも、製造スタイルは、精緻かつたいへん基本に忠実。
酒造りを相当知り尽くしていないと、こうまで美しく、無駄のない
造りにはならない、と思いました。
高度な衛生管理、無駄のないモノの配置、仕事のしやすさなどなど、
参考になることばかりでした。
まさに、クリアでさっぱりとした味わいに通じるものがある蔵の佇まいだなあと思いました。

そして、見学が終わったら「一白水成」の渡邉くん、「ゆきの美人」の小林さんと
一緒に、仙台は国分町で、銘酒のみまくりの夜へ。
そして翌日はやはり午前中は撃沈気味でした——。

さて、当蔵も造りを控えて、改修/修繕が、着々と進んでます。

例えば、写真。仕事がしづらくて、危険で、作業のロスが多くなる、
メインの仕込み蔵「愛醸蔵(あいじょうくら)」でしたが、
このように、念願のタンク整理をしました。蔵の真ん中にあったタンクを
とっぱらって、真ん中に通路が!

これでずっと仕事がはかどり、衛生面も向上します。ひいては酒質も向上するでしょう。


蔵元駄文-蔵すっきり


コンクリも頑張って張り替え中。蔵中、できるかぎり、割れたコンクリをひっぺがして
新しく埋めまくってます。
乾いたら、緑色に塗りまくるつもりです。

蔵元駄文-コンクリ


さあ、こんな感じで蔵の支度も、そろそろ佳境に入ります。
21Byでの改善点をすべて取り込んだ、NEW仕込方法も練っておりますが、
次の造りでは、若手製造部の体制になって、3年目。
これまでの集大成のように、安定して高品質な酒を送り出せればと、思っています。
今後とも応援よろしくお願いします。


ps
本日は、神奈川県武蔵新城の「地酒処 清水屋」さまで、お酒の会に参加してまいりました。
発売間近のひやおろし各種を中心にお飲みいただきましたが、かなり熱気あふれる会場で、
気圧されるくらいでした。この暑い最中、ご参加いただきました皆様、感謝です。
また、お呼びいただきました「酒蔵楽(さかぐら)かさい」様、ありがとうございました。

$蔵元駄文-しみずや