新政式山廃

あれ? どっかで書きましたっけか? 
当蔵は、今年は造りの始めに、酒を全部山廃にしようとしたら、
結果、大失敗して、数本目でヤバいことになった(腐造しかかった)んですね。
添仕込み以降、沸かなくなって、そのうち腐果臭が。
まずいぞと、あわてて造りをいっぺん中断して、
数週間、蔵内を完全清掃しておかねばならないまでの悲惨な目にあったんですが—–

それにも懲りず、また立ててみましたよ。
でも、さすがに山廃は怖いので、一坪くらいの冷蔵庫で、一本だけ。
みんな相当ナーバスになっていて、麹屋の古関君は、いっさい近寄りません。

しかしながら、今から考えると、以前の山廃造りは、根本的に勘違いやら、
作法に不手際があるやら、衛生管理欠陥だらけで、失敗するのもむべなるかな。
乳酸菌を舐めていました。

そこで、今回は、杜氏と私で「確実に(?)」乳酸菌を淘汰する新手法、
「新政式山廃」法を編み出してテスト中です。
一手間二手間かけることで、山廃のいいところだけを活かして、
もろみへの乳酸菌持ち込みの汚染リスクを減らすやり方です。

あれ、なんだか、できたっぽいぞ!?


蔵元駄文-新政式山廃

夏に発売の、NEXT5 共同醸造酒”Passion 2011″の米が、届きました。
現在、鋭意精米中! できたら、「ゆきの美人」に持っていきます。

蔵元駄文-美郷錦

おとといの魁新聞に、うちの所有の「感恩講」蔵が取り上げられてました。
中のタンクを撤去すれば、使える状態です。
新聞によると「重要な文化遺産として今後、先人の理想と活動にふさわしい活用がのぞまれるところ
である」ですって。
どうしましょうかね?

蔵元駄文-感恩講