新たなる出品バトル酒

御無沙汰しております、
ここのところ更新が鈍っておりましたが、
・NEXT5の「ビギニング2010」
・陽乃鳥
に続いて、
・亜麻猫
も入ってきて、どうしようもなく忙しくなってきています。

お酒も、まだ今年の米の性質を完璧に把握できていません。
現場でトラブルも多いし、なんだか、星回りが悪いような具合。

今のところ、狙いどおりに味わいがまとまらず、希望する落としどころに、
うまくお酒が収束してくれないものも多いです。

設計上の不備が残っているような気がして、あれこれと
修正を施しており、冬本番を前に、気合いを入れないとならない時期です。

さて、そんなぐちゃぐちゃの大慌ての中、
今年のコンテスト用出品酒の計画も決まりました!

昨年同様(自社培養の六號改など含む)六号酵母使用!!

無論、純米造り!!

そして、今年は、全チーム、県産米使用!!!

春の新酒鑑評会についてですが、
どうも、1部(山田錦以外の米が主体の大吟醸)と、2部(山田錦主体の大吟醸)
の区別がなくなるようです。
うーん。そうなったら、やっぱり、みんな、山田錦使うんじゃないかなあ??
なんだか、今までなんのために1部、2部と区分けしてやっていたのか
よくわからないことになるような気がしますが——-

まあ。それはさておき、

エントリーNo.1
「梨花 Ⅱ」
Rinka Ⅱ

使用米 酒こまち 
精米歩合 38%(だっけ? 明日、要確認します)
チームリーダー 鈴木隆 杜氏 
サブ&サポート 森川英貴(追廻) & 津田雅晴(原料処理)

*われらが杜氏、鈴木隆は、今年、軽快さで鳴らす酒米「酒こまち」をもって、万全の構えで戦いに臨みます! 見所は、どうしても春向きの酒質となる「酒こまち」をいかに使うのか? 
まずは、きちんと春の鑑評会を奪取できるかが最大の焦点! 「酒は心で醸す、愛で醸す」と断言して憚らぬサムライ酒造士、鈴木隆の闘いぶりに注目です。

 


エントリーNo.2
「オクトパス・ガーデン Ⅱ」
Octopus Garden Ⅱ

使用米 美郷錦
精米歩合 38%(だったような気が——)
チームリーダー 古関弘 副杜氏
サブ&サポート 伊勢俊介(上槽) & 高橋はるか(もろみ) & 三野健太(分析)

*昨年はいい線まで行っていたのに、惜しくもコンテストに出品ならなかった古関くんの
復讐がはじまる—–。 秋田酒米中、最強の誉れ高き「美郷錦」。山田錦と美山錦の掛け合わせという、このたいへん贅沢な酒米を、今年は、「歌って踊れる」副杜氏、古関くんが操る! 歌はもちろん「能登半島」(石川さゆり)!! 「美郷錦さえあれば、もう三冠決定だね!」「一番高い米だね!」「優秀な部下が揃ってるチームだね!」などなど、みんなからの太鼓判のプレッシャーをはじき返し、タイトル獲得なるか? 




エントリーNo.3
「見えざるピンクのユニコーン Ⅱ」
Invisible Pink Unicorn Ⅱ

使用米 美山錦
精米歩合 35%
チームリーダー 私  
サブ & サポート 津川正隆(酒母) & 佐々木 公太(精米)

*美山錦は、個人的には、とらえどころのない米だと思っていまして、できれば使いたく
ないのですが、まあこのたびは、美山錦になりました。
なぜ、「改良信交」でないの?? という質問がありそうなのですが、
うーん——。それでも良かったのですが、うーん。
もう削ってしまったし——。ちょっと考えさせてくらさい—–



あれ? 四番手は??
もろもろの都合で、今のところ考えておりませんが、
これもちょっと考えさせてください。


ともあれ、
今年も、各チームリーダーが持てる技術の粋を集め、死ぬほど考えて、設計を磨き、
最後まで闘い抜くでしょう! 乞うご期待!!