TSF2011 & Passion2011 ご報告

TOHOKU Sake Forum 2011 
略してTSF2011!

おかげさまで、前売りは受付終了いたしました。ほぼ完売でございます。
当日券も(多くはないですが—-)各部50枚程度はございます。
定員制限はございますが、それはさておき皆様、お誘い合わせの上おいでください!

7/3 @3331 Arts Chiyoda
全蔵、蔵元が参加。希少なお酒の試飲会、太平洋岸の被災県による震災報告会、
蔵元/業界関係者シンポジウム、
各界有識者と蔵元のトークセッションなど、催し物がいっぱいあります。

・第一部 12:00-15:00
・第二部 16:00-19:00

当日券:各部2500円(完全入替制)
http://tohoku-sake.jugem.jp/


※参加費には3盃分のドリンクチケットが含まれます。
※当日受付にて前売券と交換いたします。
4盃目以降は会場でドリンクチケットを販売いたします。
[3盃チケット 1,000円|1盃チケット 400円]





さて、NEXT5共同醸造酒 “Passion 2011″は、いつ上槽なのか?
7/4に決定!  えっ、まじで? 
TSF2011の翌日、一便でとんぼ返りで上槽作業ですか?

「ちょっと待ってくださいよ、7月5日になりませんか!」
と、今回のホスト蔵「ゆきの美人」小林さんに頼みましたが、無言で突きつけられる分析帳。
見れば見るほど、確かに、早く搾ったほうがいい—–
本当は、3日でもいい。

昨日で、
アルコール15.9%
酸度 1.8
酒度 -2

といった感じです。まだ酵母はやや元気ですが、ただ、糖分が減りすぎるたり柄が悪くなったり
するので、酒質バランス的には確かに、7/3がベスト。でもそれは無理なので、
7/4しかない。
TSF2011終了後の懇親会で、ぜんぜん酒飲めないじゃないですか、畜生—-。
と、昨日は泣く泣く、一便の飛行機を買い直しました。

まあ、そんなことはどうでもいいんですが、Passion 2011、さすが酒質はいいですね。
酵母は、開発リーダーが小林さんなので「ゆきの美人酵母」とも呼ばれる(?)「秋田酵母No.12」。
ゴツいバナナ様香気と、強い酸味が特徴で、はじめこのお酒も、
酸度は最低でも2.0以上は出るだろうと思われたのですが、
初期の米の溶解が思ったより抑制されたせいか、そこまで上がらず。
1.8で終了ですね。

結果、トータルバランスが大変優れた良酒になっております。
小林さんは、さかんに利き酒しては、
「うぅ~ン、まあ、きみんとこのBeginningより良くなるかもねえ」
と、陰険な笑みを浮かべるほどです。失礼な。

なにはともあれ、こういう硬質米由来のスクエアな質感があるお酒は、
「ゆきの美人」では珍しく、新機軸だろうと思うんですが、
これがけっこうハマった感じがありますね。

というわけで、7/4、私は小林さんと一緒に一便でとんぼ返りで、そのまま上槽。
私はタンクの上で撹拌の櫂入れです。
あ、あれ? 他のメンツは—-?